こんにちは、otonariです!
最近、AIが音楽を作ってくれる「Udio」というサービスが話題ですよね。プロンプトを入力するだけで、あっという間に素敵な音楽が生まれるなんて、まるで魔法みたい!でも、こんなに便利なUdioを使っていると、ふと疑問に思うことはありませんか?
「このAIが作った音楽、著作権はどうなるんだろう?」
「商用利用しても大丈夫なのかな?」
そう、AIと著作権の関係は、新しい技術だからこそ、まだちょっと複雑で分かりにくい部分が多いんです。特に、音楽クリエイターさんや、Udioを使って何か新しいことを始めたいと考えている方にとっては、とても大切な問題ですよね。
そこで今回は、AI音楽生成サービス「Udio」と著作権について、初心者の方にも分かりやすく、そしてotonariが皆さんに優しく教えるようなトーンで、じっくりと解説していきます。一緒に、AI音楽時代の著作権のモヤモヤをスッキリさせましょう!
Udioで生成した音楽の著作権、どうなってるの?
Udioで音楽を生成する際、多くの人がまず気になるのが、その音楽の著作権が誰に帰属するのかという点でしょう。自分が作ったプロンプトから生まれた音楽だから、当然自分のものだと思いたいですよね。でも、AIが関わっているとなると、話は少し複雑になります。
結論から言うと、Udioの利用規約には、ユーザーにとって非常に心強い記述があります。
Udioの利用規約から読み解く著作権の基本
Udioの利用規約(Terms of Service)の「6.3 Your Content」の項目には、以下のような記述があります。
As between the Company and you, the Company does not claim any ownership in Your Content, including any Output generated by you in response to the submission of your Input Content to the Services… Subject to your compliance with these Terms, including, without limitation, Section 6.4, you may use your Output for both personal and commercial purposes, and we permit you to download a copy of your Output that consists of an audio file for such purposes。
これをotonariが分かりやすく翻訳すると、
「Udioは、あなたがサービスに提供した入力(Input Content)に応じて生成された出力(Output)、つまりあなたがUdioで作った音楽の所有権を主張しません。これらの利用規約に従う限り、あなたは個人的目的でも商業的目的でも、その音楽を利用できますし、オーディオファイルとしてダウンロードすることも許可します。」
ということなんです!これは嬉しいニュースですよね。つまり、Udioであなたが生成した音楽は、基本的にはあなたのものとして扱われるということになります。
ただし、いくつか注意点があります。利用規約全体をしっかり守ることが前提ですし、後述する「6.4 Attribution(帰属表示)」の項目も重要になってきます。無料プランと有料プランで帰属表示の義務が変わる点も、見逃せません。
Udioの商用利用はどこまで許される?
先ほどの利用規約の翻訳にもあったように、Udioで生成した音楽は、個人的利用だけでなく、商用利用も可能です。これは、AI音楽を活用してビジネスを考えている方にとっては、非常に大きなメリットと言えるでしょう。
例えば、YouTubeのBGM、ゲームのサウンドトラック、プレゼンテーションの導入曲など、様々な場面でUdioで生成した音楽を利用できる可能性があります。しかし、ここでもいくつかの条件と注意点があります。
- 利用規約の遵守: Udioの利用規約全体を理解し、遵守することが大前提です。特に、著作権侵害にあたるような入力コンテンツを使用しないことや、不適切なコンテンツを生成しないことが求められます。
- 帰属表示(Attribution): 利用規約の「6.4 Attribution」には、生成した音楽を公に利用する場合、Udioで生成されたことを示すクレジットや表示を含めることに同意すると記載されています。ただし、有料サービスを購読している場合、この帰属表示の義務は適用されません。商用利用を考えている方は、この点を考慮してプランを選ぶと良いでしょう。
- 地域ごとの法律: 商用利用や著作権に関しては、利用する国や地域の法律や条約にも注意が必要です。Udioの規約が許容していても、特定の地域の法律で制限される可能性もゼロではありません。
これらの点を踏まえ、Udioを賢く利用して、あなたのクリエイティブな活動やビジネスに役立ててくださいね。
AI生成音楽における著作権の考え方
Udioの利用規約では、生成された音楽の所有権がユーザーに帰属するとされていますが、これは「著作権」そのものが自動的に発生することを意味するのでしょうか?実は、AIが生成したコンテンツの著作権については、まだ世界的に議論が続いている途中のテーマなんです。
現在の多くの国の著作権法では、著作権は「人間の創作的表現」に対して与えられるものとされています。つまり、AIが単独で生成した作品には、著作権が認められないという考え方が主流です。
では、Udioで生成した音楽は著作権がないのでしょうか?
日本の著作権法とAI音楽の現状
日本の著作権法においても、AIが完全に自律的に生成した音楽には、現時点では著作権は認められていません。これは、著作権法が「思想又は感情を創作的に表現した」ものに与えられる権利であり、人間の創作性を前提としているためです。
文化庁も「AIと著作権に関する考え方について」という資料で、AI生成物と著作権について言及しています。そこでは、AIが生成したコンテンツが著作物として認められるためには、「人間の創作意図と創作的寄与」が重要であるという考え方が示されています。
これはつまり、AIが単に指示された通りに生成しただけでは著作物とは認められにくいけれど、人間がAIを道具として使い、その結果に人間の創作的な判断や修正が加わっている場合は、著作物として認められる可能性がある、ということです。
参考: 文化庁 | AIと著作権
AIが「完全に」作った音楽に著作権は発生するのか?
前述の通り、現在の日本の著作権法では、AIが完全に自律的に生成した音楽には著作権は発生しないとされています。例えば、Udioに「明るいポップスを作って」とだけ指示して、一切修正せずに完成した音楽は、著作権法上の「著作物」とはみなされない可能性が高いです。
なぜなら、著作権は「思想または感情を創作的に表現したもの」に与えられるものであり、AIには思想も感情もない、という考え方があるからです。AIはあくまでプログラムに基づいて処理を行っているに過ぎない、という見方が強いのです。
しかし、これはあくまで「現時点での」解釈であり、AI技術の進化や社会の変化に伴い、将来的に法改正や新たな解釈が生まれる可能性も十分にあります。常に最新の情報にアンテナを張っておくことが大切ですね。
人間がAIを「道具」として使った場合の著作権
では、人間がUdioを単なる「道具」として使い、積極的に創作に関与した場合はどうなるのでしょうか?
例えば、Udioで生成された音楽をベースに、人間がメロディや歌詞を大幅に修正・加筆したり、別の楽器パートを加えたり、構成を大きく変更したりした場合です。
この場合、その音楽には人間の創作的な寄与があると判断され、著作権が発生する可能性があります。つまり、Udioはあくまで創作の「アシスタント」であり、最終的な創作活動の主体は人間である、という考え方です。
この「人間がAIを道具として利用した場合」の著作権の扱いは、今後のAIとクリエイティブ活動のあり方を考える上で、非常に重要なポイントとなります。
Udioが著作権侵害で訴えられた背景とは?
Udioと著作権について語る上で、避けて通れないのが、Udioが実際に著作権侵害で訴えられたというニュースです。
2024年6月、全米レコード協会(RIAA)は、音楽生成AIサービスであるSunoとUdioを、著作権侵害で提訴しました。この訴訟は、音楽業界に大きな衝撃を与え、AIと著作権に関する議論をさらに加速させることになりました。
参考: WIRED.jp | 音楽生成AIに大手レーベルが“宣戦布告”、法廷に持ち込まれた著作権侵害訴訟の行方
RIAA(全米レコード協会)の主張とUdio側の反論
RIAAの主張は、主に以下の点に集約されます。
- SunoとUdioが、著作権で保護された数百万曲もの既存楽曲を、権利者の許可なくAIの学習データとして使用した。
- AIが生成した音楽が、既存の楽曲と酷似しており、その価値を低下させる可能性がある。
- これは大規模な著作権侵害であり、公正な利用(フェアユース)にはあたらない。
これに対し、Udio側は以下のように反論しています。
- AIの学習における既存楽曲の利用は、著作権法上の「フェアユース」にあたる。
- 著作権で保護された作品を再現する意図はなく、著作権侵害を防ぐための対策も講じている。
- AI技術は音楽の未来を豊かにするものであり、訴訟はイノベーションを阻害するものだ。
この訴訟はまだ進行中であり、その判決は今後のAI音楽のあり方に大きな影響を与える可能性があります。
既存の楽曲を学習データに使うことの是非
RIAAの訴訟の核心は、AIが既存の著作物を学習データとして利用することの合法性です。AIは、膨大なデータを学習することで、人間のような創作能力を獲得します。その学習データの中に、著作権で保護された音楽が含まれている場合、それは著作権侵害にあたるのか、という点が争点となっています。
現在の日本の著作権法では、AIの学習目的であれば、原則として著作権者の許諾なく著作物を利用できる「情報解析のための複製等(30条の4)」という規定があります。しかし、これが無制限に認められるわけではなく、著作権者の利益を不当に害する場合は適用されない、といった解釈も存在します。
この問題は、AI技術の発展とともに、世界中で議論が深まっているテーマであり、今後の法整備や判例の動向が注目されます。
Udio利用時に注意すべき著作権侵害のリスク
Udioで音楽を生成する際、ユーザー側も著作権侵害のリスクを理解しておく必要があります。
- 入力コンテンツ: Udioに提供するプロンプトや歌詞、オーディオファイルなどが、第三者の著作権を侵害していないか確認しましょう。例えば、既存曲の歌詞をそのまま入力したり、著作権のあるメロディを指示したりすることは避けるべきです。
- 生成された音楽: 生成された音楽が、意図せず既存の楽曲と酷似してしまう可能性もゼロではありません。特に商用利用する場合は、念のため既存曲との類似性を確認するなどの対策を講じると良いでしょう。
- 地域ごとの法律: 日本国内だけでなく、音楽を公開する国や地域の著作権法も考慮する必要があります。国によっては、AI生成物に対する著作権の考え方や、学習データの利用に関する規制が異なる場合があります。
これらのリスクを理解し、慎重にUdioを利用することが、著作権トラブルを避けるための第一歩です。
著作権トラブルを避けるためのUdio活用法
では、Udioを安全に、そしてクリエイティブに活用するためにはどうすれば良いのでしょうか?otonariからいくつかアドバイスをさせてくださいね。
- オリジナルな入力コンテンツを心がける: プロンプトや歌詞は、できるだけあなた自身の言葉で、オリジナリティのあるものを使いましょう。既存の楽曲を模倣するような指示は避けてください。
- 生成された音楽を「素材」と捉える: Udioで生成された音楽を、そのまま完成品としてではなく、あくまで「素材」の一つと捉え、あなた自身のアイデアやアレンジを加えてみましょう。人間の手による創作的な修正を加えることで、著作権が発生する可能性が高まります。
- 有料プランの検討: 商用利用を考えている場合、有料プランへの加入を検討しましょう。有料プランでは、帰属表示の義務がなくなるなど、より柔軟な利用が可能になります。
- 既存曲との類似性チェック: 生成された音楽を公開する前に、既存曲との類似性がないか、ご自身で確認する習慣をつけましょう。YouTubeのContent IDシステムなどを活用するのも一つの手です。
- 最新情報のキャッチアップ: AIと著作権に関する議論は、日々進化しています。文化庁や著作権に関する専門機関の情報を定期的にチェックし、最新の動向を把握するようにしましょう。
これらのポイントを押さえることで、Udioを安心して、そしてあなたのクリエイティブな活動の強力なパートナーとして活用できるはずです。
まとめ:Udioと著作権に関する重要ポイント
Udioと著作権について、これまでの内容をまとめると、以下のようになります。
- Udioは、生成された音楽の所有権を主張せず、ユーザーが個人的・商業的目的で利用できると規約で明記している。
- ただし、利用規約全体の遵守が必須であり、特に有料プランでない場合は帰属表示が必要となる。
- 現在の日本の著作権法では、AIが完全に自律的に生成した音楽には著作権は発生しないという見方が強い。
- 人間がAIを「道具」として使い、創作的な寄与があった場合は、著作権が発生する可能性がある。
- Udioは著作権侵害で訴訟中であり、その動向は今後のAI音楽のあり方に影響を与える可能性がある。
- 既存楽曲を学習データに使うことの是非は、世界的に議論が続いている。
- ユーザーは、入力コンテンツや生成された音楽が第三者の著作権を侵害しないよう注意する必要がある。
- 商用利用を考える際は、有料プランの検討や、生成された音楽の類似性チェックが有効。
- オリジナルな入力コンテンツを心がけ、生成された音楽に人間による創作的なアレンジを加えることが望ましい。
- AIと著作権に関する最新情報を常にキャッチアップすることが重要。
- 地域ごとの法律や条約も考慮に入れる必要がある。
- Udioの利用規約には、不適切なコンテンツの生成を禁止する条項がある。
- 著作権侵害のリスクを理解し、慎重な利用を心がける。
- Udioは、あくまで創作活動をサポートするツールであると認識する。
- クリエイター自身の創作意図と寄与が、著作権発生の鍵となる。
Udio著作権に関するよくある質問
最後に、Udioの著作権に関してよくある質問とその回答をまとめました。もし、まだ疑問が残っている場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Q1: Udioで作った音楽は、完全に私のものになりますか?
A1: Udioの利用規約上は、Udioが生成した音楽の所有権はユーザーに帰属するとされています。ただし、日本の著作権法においては、AIが完全に自律的に生成した音楽には著作権が認められないという考え方が主流です。人間が創作的な寄与をすることで、著作権が発生する可能性が高まります。
Q2: Udioで生成した音楽をYouTubeで使っても大丈夫ですか?
A2: Udioの利用規約では、個人的利用・商用利用ともに可能とされています。ただし、無料プランの場合は「Udioで生成された」ことを示すクレジット表記が必要です。また、生成された音楽が既存の楽曲と意図せず酷似していないか、ご自身で確認することをおすすめします。
Q3: Udioの有料プランにすると、著作権の扱いは変わりますか?
A3: 有料プランの場合、生成された音楽を公に利用する際の「Udioで生成された」という帰属表示の義務がなくなります。所有権の扱いは無料プランと同様ですが、商用利用の自由度が上がると言えるでしょう。
Q4: 既存の曲の歌詞をUdioに入力して音楽を生成してもいいですか?
A4: 第三者の著作権を侵害する入力コンテンツの使用は、Udioの利用規約で禁止されています。既存曲の歌詞をそのまま入力することは、著作権侵害のリスクがあるため避けるべきです。
Q5: Udioで生成した音楽が、他の人の音楽と似てしまうことはありますか?
A5: AIの性質上、他のユーザーが似たようなプロンプトを入力した場合や、学習データに共通の要素が多い場合、似たような音楽が生成される可能性はあります。Udioの利用規約にも、生成された音楽がユニークではない可能性がある旨が記載されています。
Q6: Udioが著作権侵害で訴えられていると聞きましたが、利用しても大丈夫ですか?
A6: 訴訟は進行中ですが、Udio自体は現在もサービスを提供しており、利用規約に従って利用することは可能です。ただし、訴訟の動向によっては、将来的に利用規約やサービス内容が変更される可能性も考慮に入れておきましょう。
Q7: AI音楽の著作権について、もっと詳しく知るにはどうすればいいですか?
A7: 文化庁のウェブサイトや、著作権に関する専門家のブログ、法律事務所の解説記事などを参考にすると良いでしょう。また、AIと著作権に関するセミナーやイベントに参加するのもおすすめです。
Q8: Udioで生成した音楽を販売することはできますか?
A8: Udioの利用規約では、商用利用が可能とされているため、音楽を販売することも理論上は可能です。しかし、日本の著作権法におけるAI生成物の著作権の扱いや、既存曲との類似性リスクなどを十分に理解した上で、慎重に進める必要があります。
Q9: Udioの利用規約は変更されることがありますか?
A9: はい、Udioの利用規約は変更される可能性があります。特にAI技術や著作権に関する法整備の動向によっては、頻繁に更新されることも考えられます。定期的に利用規約を確認し、最新の内容を把握しておくようにしましょう。
Q10: Udioで音楽を生成する際に、著作権侵害を避けるための最も重要なことは何ですか?
A10: 最も重要なのは、「あなた自身のオリジナリティを追求し、AIをあくまで創作の補助ツールとして活用する」ことです。そして、常に著作権に関する最新情報を学び、リスクを理解した上で慎重に利用することです。
この記事を読んだあなたが、Udioを安心して、そしてクリエイティブに活用できるようになることを願っています!
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