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イコライザーとは?初心者必見の使い方と設定の基本【音質が劇的に変わる】

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こんにちは!otonariです。

突然ですが、あなたが今聴いている音楽、「もう少し低音の迫力が欲しいな」「ボーカルがちょっと引っ込んで聞こえるな」と感じたことはありませんか?

そんな時、あなたの音楽体験を劇的に変えてくれる魔法のツール、それが「イコライザー」です。

「イコライザー?何だか難しそう…」

そう思われたかもしれませんね。でも大丈夫です!

このイコライザーというツールは、実は私たちの身近なオーディオ機器やスマホの音楽アプリにも搭載されている、音質を調整するための非常に強力で、かつシンプルな機能なんです。

この記事では、音楽を愛するあなた、そして「もっと良い音で音楽を楽しみたい!」と願うあなたに向けて、イコライザーの基本から、プロが使うテクニックまでを、初心者の方にもわかりやすい言葉で、優しく、丁寧にお伝えしていきます。

この記事を読み終える頃には、あなたはイコライザーを使いこなし、自分だけの最高のサウンドを手に入れていることでしょう。さあ、一緒に音の秘密を探る旅に出かけましょう!


  1. イコライザーとは?音の悩みを解決し、理想のサウンドを創る技術
    1. イコライザー(EQ)の基本的な役割と目的
    2. なぜイコライザーが必要なの?音の悩みを解決するEQの力
    3. イコライザーの仕組み:周波数帯域と音の関係
  2. イコライザーの種類と【初心者向け】基本的な操作項目
    1. イコライザーの種類:グラフィックEQとパラメトリックEQの違い
      1. 1. グラフィックイコライザー(Graphic EQ)
      2. 2. パラメトリックイコライザー(Parametric EQ)
    2. 【初心者向け】イコライザーの基本的な操作項目(周波数、ゲイン、Q)
      1. 1. 周波数(Frequency / Freq)
      2. 2. ゲイン(Gain / Level)
      3. 3. Q値(Quality Factor / Q)
  3. イコライザーの使い方:プロが実践する「引き算」の考え方
    1. イコライザーの使い方:DTMやミキシングにおける「引き算」の考え方
    2. スマホやオーディオ機器でイコライザーを設定するメリット
      1. 1. 再生環境の特性を補正できる
      2. 2. 聴く場所の音響特性を改善できる
    3. 周波数帯域ごとの音のイメージ:調整のコツ
  4. イコライザーで音質を劇的に改善する具体的な設定テクニック
    1. イコライザーを使いこなすためのQ(Q値)の理解と活用法
      1. Q値の使い分けの例
    2. イコライザー設定の失敗例と避けるべきNGパターン
      1. NGパターン 1:ブーストしすぎる
      2. NGパターン 2:Q値を常に狭く(または広く)使う
      3. NGパターン 3:イコライザーをかけた後の音量差を考慮しない
    3. イコライザーとフィルターの違いを理解しよう
  5. 音楽ジャンル別!おすすめのイコライザー設定例
  6. イコライザーに関するよくある質問Q&A
    1. Q1. DTMでイコライザーをかける順番はありますか?
    2. Q2. イコライザーで音質が悪くなることはありますか?
    3. Q3. パラメトリックEQとグラフィックEQ、どちらを使えばいいですか?
  7. まとめ:イコライザーを使いこなすための10の重要ポイント
  8. イコライザーとは何か?その知識を深めるための次のステップ

イコライザーとは?音の悩みを解決し、理想のサウンドを創る技術

まず、最も大切なこと。イコライザー(Equalizer)とは何か?という基本からお話ししますね。

イコライザーは、略して「EQ(イーキュー)」とも呼ばれ、特定の周波数帯域の音量を調整するための音響機器、またはソフトウェア機能のことです。

「周波数帯域」と聞くと難しく聞こえますが、簡単に言えば「音の高さ」のこと。低い音(低音)から高い音(高音)まで、音を構成する様々な要素を、ピンポイントで持ち上げたり(ブースト)、削ったり(カット)できるツールだとイメージしてください。

イコライザー(EQ)の基本的な役割と目的

イコライザーの役割は、大きく分けて以下の3つです。

役割 目的 具体的な効果
1. 補正(平均化) 聴く環境や再生機器による音の偏りを直す スピーカーやヘッドホンの特性、部屋の反響などで失われたバランスを取り戻す
2. 改善(分離) 複数の音(楽器やボーカル)が混ざり合うのを整理する DTMやミキシングで、各楽器の音がぶつかり合っている部分を整理し、一つ一つの音を聴きやすくする
3. 積極的な音作り 音楽のジャンルや好みに合わせて音色を変化させる 低音を強調して迫力を出したり、高音を上げてクリアな印象にしたりする

私たちが音楽を聴くとき、その音は再生機器や部屋の環境によって、本来の音とは少し違って聞こえていることが多いんです。イコライザーは、その「違い」を「均一(Equal)」にする、つまり音のバランスを整える役割を担っています。

なぜイコライザーが必要なの?音の悩みを解決するEQの力

「イコライザーなんて使わなくても、ボリュームを上げればいいんじゃない?」

そう思われるかもしれませんが、ボリュームを上げるだけでは、音のバランスの悪さは解決しません。

例えば、あなたの部屋で音楽を聴いていると、特定の低音が「ブーミー」に響きすぎて、他の音が聞こえにくくなることがあります。これは、部屋の構造やスピーカーの置き場所によって、特定の低音域が強調されてしまう「定在波」という現象が原因かもしれません。

こんな時、イコライザーを使って「ブーミーに響いている特定の低音域だけ」を少しカットしてあげると、全体の音量は変えずに、他の音がクリアに聞こえるようになるんです。

このように、イコライザーは「音の悩みをピンポイントで解決する」ために不可欠なツールであり、プロのレコーディングやミキシングの現場では、なくてはならない存在です。

イコライザーの仕組み:周波数帯域と音の関係

イコライザーを理解する上で、「周波数帯域」の知識は欠かせません。

人間が聞き取れる音の周波数は、一般的に20Hz(ヘルツ)から20,000Hz(20kHz)と言われています。この広大な音の範囲を、イコライザーはいくつかの帯域に分けて調整できるようにしています。

周波数帯域 音のイメージ 調整のポイント
超低音域(20Hz〜60Hz) 地鳴りのような、体に響く重低音。サブベース。 不要なノイズ(エアコンの音など)が含まれやすい。ミキシングではカットすることが多い。
低音域(60Hz〜250Hz) ベースやバスドラムの迫力、温かさを司る。 盛り上げすぎると「ブーミー」になり、音がこもる原因になる。
中低音域(250Hz〜500Hz) 音の厚み、豊かさに関わる。ギターやピアノの胴鳴り。 ここを削ると音が痩せ、上げすぎると「モコモコ」した印象になる。
中音域(500Hz〜2kHz) ボーカルの存在感、楽器の輪郭を決定づける重要な帯域。 耳につく不快な音(ピーキーな音)も出やすい。
中高音域(2kHz〜5kHz) 音の明瞭さ、ヌケの良さ、アタック感に関わる。 ここを上げると音が前に出てくるが、上げすぎると「キンキン」した耳障りな音になる。
高音域(5kHz〜10kHz) キラキラ感、空気感、艶を司る。シンバルやハイハットの音。 楽曲に開放感を与えるが、ノイズ(ヒスノイズ)も目立ちやすい。
超高音域(10kHz〜20kHz) 超高域の倍音成分。音の繊細さ、広がりに関わる。 聴感上の変化は少ないが、楽曲の「高級感」に影響する。

この表を頭に入れておくと、「この音が足りないから、この帯域を調整しよう」という具体的なアクションが取れるようになりますよ。


イコライザーの種類と【初心者向け】基本的な操作項目

イコライザーにはいくつかの種類があり、それぞれ操作方法や得意なことが違います。ここでは、代表的な2種類と、EQを操作する上で必須の3つのパラメーターについて解説します。

イコライザーの種類:グラフィックEQとパラメトリックEQの違い

イコライザーは、大きく分けて「グラフィックイコライザー」「パラメトリックイコライザー」の2種類があります。

1. グラフィックイコライザー(Graphic EQ)

  • 特徴: 調整できる周波数帯域(ポイント)が固定されており、それぞれの帯域に割り当てられたスライダー(フェーダー)を上下させて音量を調整します。
  • 操作性: 視覚的に調整後のカーブがわかりやすく、直感的に操作できます。
  • 用途: オーディオ機器やライブ会場のPA(音響)など、全体の音質補正や、大まかな音作りに使われます。スマホの音楽アプリに搭載されているEQも、このタイプが多いです。

2. パラメトリックイコライザー(Parametric EQ)

  • 特徴: 調整したい周波数(Frequency)、調整する音量(Gain)、そして調整する周波数の幅(Q値/Quality Factor)の3つのパラメーターを自由自在に設定できます。
  • 操作性: 非常に細かく、ピンポイントで音を調整できるため、プロのミキシングやマスタリングで最も使われます。
  • 用途: DTM(デスクトップミュージック)などの音楽制作において、楽器ごとの音の分離や、不要なノイズの除去といった精密な作業に不可欠です。
種類 調整できる周波数 調整できる幅(Q) 主な用途
グラフィックEQ 固定 固定 全体の音質補正、大まかな音作り
パラメトリックEQ 自由自在 自由自在 DTM、ミキシング、精密な音作り

【初心者向け】イコライザーの基本的な操作項目(周波数、ゲイン、Q)

パラメトリックイコライザーを使いこなすために、必ず覚えておきたい3つのパラメーターがあります。

1. 周波数(Frequency / Freq)

  • 意味: 「どの音の高さ(帯域)を調整するか」を決めます。
  • 例: 「ボーカルの明瞭さを上げたいから、2kHzあたりを調整しよう」といった具合に、調整したい中心の周波数を設定します。

2. ゲイン(Gain / Level)

  • 意味: 設定した周波数の音量を「どれだけ持ち上げるか(ブースト)」「どれだけ削るか(カット)」を決めます。
  • 単位: dB(デシベル)で表され、プラスの値でブースト、マイナスの値でカットになります。

3. Q値(Quality Factor / Q)

  • 意味: 設定した周波数を中心に、「どれくらいの周波数の幅を調整するか」を決めます。
  • 特徴:
    • Q値が大きい(例:Q=5.0以上):調整する幅が狭くなり、ピンポイントな調整(ノイズ除去など)に向いています。「サージカル(外科手術的)」な調整とも呼ばれます。
    • Q値が小さい(例:Q=0.5〜1.5):調整する幅が広くなり、音色全体を大きく変えるような調整(音作りのためのブーストなど)に向いています。「ブロード(広範囲)」な調整とも呼ばれます。

このQ値の理解が、イコライザーを使いこなすための鍵になります。


イコライザーの使い方:プロが実践する「引き算」の考え方

イコライザーを使う上で、プロのエンジニアが最も大切にしている考え方があります。それは、「EQは基本的に引き算(カット)で使う」ということです。

イコライザーの使い方:DTMやミキシングにおける「引き算」の考え方

初心者のうちは、「この音がもっと欲しい!」と思って、ついついゲインを上げて(ブーストして)しまいがちです。しかし、音をブーストすると、以下の問題が起こりやすくなります。

  1. 音の飽和(ひずみ): 音量を上げすぎると、音が割れたり、ひずんだりしやすくなります。
  2. 他の音との衝突: 特定の帯域をブーストすることで、他の楽器の音と周波数がぶつかり合い、かえって音が聴きにくくなることがあります。
  3. 不自然な音色: ゲインを上げすぎると、その帯域だけが強調され、不自然で耳障りな音になりやすいです。

そこで、プロはまず「不要な音を削る」ことから始めます。

  • 不要な低域のカット(ローカット): ギターやボーカルなど、本来低音が必要ないパートの20Hz〜100Hzあたりをカットすることで、ベースやバスドラムのための低音域のスペースを確保し、楽曲全体のクリアさが増します。
  • 耳につく帯域のカット(ピークカット): 「キンキンする」「モコモコする」といった不快な響きがある場合、その周波数帯域を特定し、Q値を高くしてピンポイントでカットします。

「引き算」で音を整理することで、結果的に必要な音が自然と際立ち、全体のバランスが整いやすくなるのです。

スマホやオーディオ機器でイコライザーを設定するメリット

「私はDTMはやらないから関係ないかな?」

いえいえ、そんなことはありません。イコライザーは、普段あなたが音楽を聴く環境でも、大きなメリットをもたらしてくれます。

1. 再生環境の特性を補正できる

あなたが使っているヘッドホンやイヤホン、スピーカーには、それぞれ音の特性があります。例えば、低音が強すぎるモデルや、高音が控えめなモデルなどです。

イコライザーを使えば、その機器の「弱点」を補正したり、「長所」をさらに伸ばしたりすることができます。

2. 聴く場所の音響特性を改善できる

電車の中、静かな部屋、車の中など、音楽を聴く場所によって、音の聞こえ方は大きく変わります。

  • 騒音の多い場所: 中音域(ボーカル)や高音域を少しブーストして、音の明瞭さを確保する。
  • 反響の多い部屋: ブーミーになりがちな低音域を少しカットして、音の濁りを防ぐ。

このように、イコライザーは「どこで聴いても最高の音」に近づけるための、非常に便利なツールなのです。

周波数帯域ごとの音のイメージ:調整のコツ

先ほど周波数帯域の表をご紹介しましたが、ここでは特に調整のコツを、ペルソナであるあなたに向けて、より具体的に解説します。

周波数帯域 音のイメージ 調整のコツ(何をしたいか)
低音域(60Hz〜250Hz) 迫力、温かさ 迫力を出したい場合:100Hz〜150Hzを緩やかにブースト。音がこもる場合:200Hz〜300Hzを緩やかにカット。
中音域(500Hz〜2kHz) ボーカルの存在感、輪郭 ボーカルを前に出したい場合:1kHz〜3kHzを緩やかにブースト。耳障りな音を消したい場合:Q値を高くして500Hz〜2kHzの不快な帯域をピンポイントでカット。
高音域(5kHz〜10kHz) キラキラ感、空気感、艶 クリアさ、開放感を出したい場合:7kHz〜10kHzを緩やかにブースト。シャリシャリした音を抑えたい場合:5kHz〜8kHzを緩やかにカット。

【otonariからのアドバイス】
調整するときは、「Q値を小さく(幅広く)」して、少しずつゲインを動かすのがおすすめです。急激な変化は不自然に聞こえやすいので、「ちょっとだけ」を意識して調整してみてくださいね。


イコライザーで音質を劇的に改善する具体的な設定テクニック

ここでは、イコライザーをさらに深く使いこなすための、具体的なテクニックをご紹介します。

イコライザーを使いこなすためのQ(Q値)の理解と活用法

Q値は、イコライザーの調整を「大雑把」にするか「精密」にするかを決める、非常に重要なパラメーターです。

Q値の使い分けの例

Q値の大きさ 調整の幅 主な目的
Q値が小さい(0.5〜1.5) 広い(ブロード) 音色全体を変える、温かさや迫力を加える、楽曲全体のバランス調整
Q値が大きい(5.0〜10.0) 狭い(サージカル) 不要なノイズをピンポイントで除去、特定の不快な響き(ピーク)をカット

【実践テクニック:ピーキング・アンド・スイープ】

パラメトリックEQで不要な音をカットする際、プロは「ピーキング・アンド・スイープ」というテクニックを使います。

  1. Q値を最大(狭く)にし、ゲインを大きくブーストします(+6dB〜+12dBなど)。
  2. その状態で、周波数(Frequency)をゆっくりと動かします(スイープ)
  3. 最も不快に聞こえる周波数を見つけたら、そこでスイープを止めます。
  4. 最後に、ゲインをマイナス(カット)に戻し、不快な音が消えるまで適切な量だけ削ります。

この方法で、耳障りな音の原因を正確に特定し、最小限の調整で最大の効果を得ることができます。

イコライザー設定の失敗例と避けるべきNGパターン

イコライザーは強力なツールですが、使い方を間違えると、かえって音質を悪くしてしまいます。

NGパターン 1:ブーストしすぎる

「低音を上げたいから」と、ゲインを+10dBもブーストしてしまうと、音がひずんだり、他の音が聞こえなくなったりします。

解決策: 調整は±3dB以内に留めるのが基本です。特にブーストは控えめにし、カットでバランスを取ることを優先しましょう。

NGパターン 2:Q値を常に狭く(または広く)使う

ノイズ除去にはQ値を狭く、音作りにはQ値を広く、というように、目的によってQ値を使い分けることが重要です。常にQ値を狭くしていると、音色全体が不自然になりがちです。

NGパターン 3:イコライザーをかけた後の音量差を考慮しない

イコライザーでブーストすると、当然ながら音量が大きくなります。調整前と調整後の音量を同じくらいにして聴き比べないと、「音量が大きい方が良い音に聞こえる」という人間の錯覚(ラウドネス効果)に騙されてしまいます。

解決策: EQのオン/オフを切り替える際に、音量が揃っているかを必ず確認しましょう。

イコライザーとフィルターの違いを理解しよう

イコライザーと似た機能に「フィルター」があります。この違いを理解しておくと、より正確な音作りができます。

機能 目的 調整方法
イコライザー(EQ) 特定の周波数帯域を増減させる 周波数、ゲイン、Q値を設定して調整
フィルター 特定の周波数帯域を完全に遮断する カットオフ周波数を設定して、その周波数より上(または下)を完全に削る

代表的なフィルターには、ローカットフィルター(ハイパスフィルター)ハイカットフィルター(ローパスフィルター)があります。

  • ローカット(ハイパス): 設定した周波数より低い音をカットします。不要な低域ノイズの除去に最適です。
  • ハイカット(ローパス): 設定した周波数より高い音をカットします。耳障りな高域ノイズの除去や、音をこもらせる演出に使われます。

イコライザーは音色を「整える」、フィルターは音を「削り取る」というイメージで使い分けると良いでしょう。


音楽ジャンル別!おすすめのイコライザー設定例

ここでは、あなたが普段聴いている音楽ジャンルに合わせて、イコライザーの具体的な設定例をいくつかご紹介します。

【注意点】
以下の設定はあくまで「目安」です。あなたの再生環境や曲によって最適な設定は異なりますので、「この帯域をいじるとこんな音になるんだな」という感覚を掴むための参考にしてください。

ジャンル 調整したい音のイメージ おすすめの調整(グラフィックEQの場合)
ロック・ポップス 全体的な迫力とボーカルの明瞭さ 100Hz付近を+2dB、1kHz付近を-1dB、5kHz付近を+3dB
EDM・ヒップホップ 強烈な重低音とクリアな高音 60Hz付近を+4dB、250Hz付近を-2dB(ブーミーさ解消)、8kHz付近を+3dB
クラシック・ジャズ 自然な響きと繊細な空気感 300Hz付近を-1dB(音の濁り解消)、5kHz以上を+1dB程度の緩やかなブーストに留める
アコースティック 温かみと楽器の分離感 150Hz付近を+1dB(温かみ)、2kHz付近を+2dB(明瞭さ)、8kHz以上をフラット

【otonariからのアドバイス】
特にEDMやヒップホップで低音をブーストする際は、「60Hz以下」を上げすぎると、ただの「ボワボワした音」になりがちです。「80Hz〜120Hz」あたりを調整すると、心地よい迫力が出やすいですよ。


イコライザーに関するよくある質問Q&A

最後に、イコライザーについてよくある質問にお答えします。

Q1. DTMでイコライザーをかける順番はありますか?

A. 基本的には「EQ → コンプレッサー」の順番が多いです。

イコライザーで音の不要な部分をカットしたり、音色を整えたりしてから、コンプレッサーで音の粒を揃える、という流れが一般的です。ただし、音作りやエフェクトの種類によっては、コンプレッサーの後にEQをかけることもあります(これをポストEQと呼びます)。

Q2. イコライザーで音質が悪くなることはありますか?

A. はい、使い方を間違えると悪くなります。

特に、過度なブーストや、不適切なQ値での調整は、音を不自然にしたり、ひずませたりする原因になります。「調整は最小限に」を心がけ、「引き算」を意識して使うことが、音質を良くするための秘訣です。

Q3. パラメトリックEQとグラフィックEQ、どちらを使えばいいですか?

A. 目的によって使い分けましょう。

  • 音楽制作(DTM)で、楽器の音を細かく調整したいなら、パラメトリックEQ一択です。
  • リスニング環境で、スマホやオーディオ機器の音を好みに合わせたいなら、グラフィックEQで十分です。

まとめ:イコライザーを使いこなすための10の重要ポイント

イコライザーの知識は、あなたの音楽ライフを豊かにする強力な武器になります。最後に、この記事で学んだイコライザーを使いこなすための10の重要ポイントを、キーワードを織り交ぜながら箇条書きでまとめます。

  1. イコライザー(EQ)は、特定の周波数帯域の音量を調整するツールであり、音の補正、改善、音作りの3つの役割を持つ。
  2. イコライザーの調整は、基本的に「引き算(カット)」から始めることで、音の分離が良くなり、楽曲全体のクリアさが増す。
  3. 周波数帯域は、低音域(迫力)中音域(ボーカルの存在感)高音域(空気感)の3つに分けてイメージすると調整しやすい。
  4. パラメトリックEQは、周波数、ゲイン、Q値の3つのパラメーターを自由に設定できる、精密な調整に最適なタイプである。
  5. Q値は調整する周波数の「幅」を決め、Q値を大きく(狭く)するとノイズ除去に、Q値を小さく(広く)すると音色作りに適している。
  6. ピーキング・アンド・スイープというテクニックを使い、不快な音の原因となっている周波数を正確に特定し、ピンポイントでカットする。
  7. 調整のゲインは±3dB以内に留め、過度なブーストは音のひずみや不自然さの原因となるため避ける。
  8. ローカットフィルターを使って、ボーカルやギターなどの不要な低域ノイズを完全に遮断し、低音域のスペースを確保する。
  9. イコライザー調整後は、必ずEQのオン/オフ時の音量差を補正し、ラウドネス効果に騙されないように聴き比べる。
  10. 音楽ジャンル別の推奨設定はあくまで目安とし、あなたの再生環境好みの音に合わせて、少しずつ調整する感覚を磨くことが最も重要である。

イコライザーとは何か?その知識を深めるための次のステップ

イコライザーについて、かなり深く掘り下げてきましたが、いかがでしたでしょうか?

イコライザーは、音楽を聴く上でも、作る上でも、音の質をコントロールするための、まさに「魔法のツール」です。

この記事で得た知識を活かして、ぜひあなたのスマホやオーディオ機器のイコライザー設定をいじってみてください。きっと、今まで気づかなかった新しい音の世界が広がるはずです。

【otonariからのメッセージ】
音は、とても奥深いものです。焦らず、楽しみながら、あなたの「理想のサウンド」を追求していきましょう!もし、調整に迷ったら、いつでもこの記事に戻ってきてくださいね。


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